月刊 三代目!!

2024.02.29

[月刊 三代目!! 008]給与明細にそっと忍ばせるもの。(2024年2月)

みなさん、こんにちは。株式会社三輝の代表、阿部拓也です。今日は、私が組織のトップとしてやっている少し変わったことを、ひとつ紹介してみます。

それは「従業員のみんなに手紙を書いて渡す」ということ。

きっかけとなったのは、前回のコラムに書いた通り、10年ほど前に筋トレを始めて、それによりとても体調がよくなったことをスタッフのみんなに伝えたいと思ったことでした。

そこから始まり、毎月必ずというわけではありませんが、給与明細を入れる封筒に忍ばせるのが習慣となります。

三輝の封筒はオリジナルデザイン。右下が給与明細を入れるものになります。

手紙の内容は、みんなに伝えたいと思ったことを書いていくだけ。従業員に対して、何かしらの行動を促すようなことを書くことはありません。自分が動画を見たり、人から話を聞いたりする中で感銘を受けたことなどを記してきました。

例を挙げると、本田宗一郎さんの言葉で「社長なんて偉くともなんともない」という言葉を紹介したことがあります。本田宗一郎さんは、冗談めかして「包丁」や「盲腸」と一緒で、「社長」という肩書は、単なるものの名前であり、記号でしかないと語っています。

特に僕は“運だけ”で社長という職に就いたようなもの。そこから従業員のみんなに支えられて社長をやっているので、自分で自分のことを偉いなど、思ったことがありません。今まで10年、やってきてくれた従業員みんなこそが偉い。そう感じています。

また「ありがとう」という言葉の意味を問うたときもありました。「『ありがとう』って、今では挨拶みたいに使われているけど、本当の意味って何?」と感じ、追求したくなったのがきっかけです。本来の言葉の意味では、「あることが難しい」というのが、「ありがとう」であり、対義語は「当たり前」になります。そのように自分が気になって、調べて知ったことなども伝えてきました。

偉いのは社長ではなく、従業員。そう感じさせてくれる仲間たち。

2024年に入り、はじめに書いた手紙の内容は、ずばり「投資について」。私は「お金がほしいのであれば、お金の勉強をするべき」と常々考えてきました。でも実際それをやっている人は非常に少ないと感じます。

今はお金がたまらない時代で、物価の上昇も止まりません。我々の世代がもらえる年金の額はかなり少なくなり、物価もどんどん上がり続けて、これから多くの人がお金に困っていくはずです。そして従業員はみんな、自分の給料が上がることを願っているはずです。もちろん多少は上げ続けているのですが、大幅なアップは難しいのは言うまでもありません。そう考えたら、今から投資を運用すべきであることは間違いないでしょう。

自分のお金は自分しかつくってくれないし、会社に頼ってもいけない。それが私の考えです。少額でも投資をはじめて、溜まっていく喜びを知ると、日々の出費を抑えて投資に回そうと考えるはず。だから月に5000円でもいいから従業員には投資を始めてほしい。2024年はそういうことをもより強く伝えていきたいと思っています。

手紙といっても手書きではありません。そうするためにはユーキャンのボールペン字講座を受けなくてはいけません(笑)

毎回ではありませんが、手紙に対する反応もあります。パートさんの旦那さんが楽しみに見ているという声をもらったり、時には「感動して泣いてしまった」という声をもらったり。私としても励みになります。

これからも従業員にとって、何かのきっかけになったり、気付きを与えられたりするような手紙を書いていけるといいですね。

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