2024.10.31
みなさん、こんにちは。株式会社三輝の代表、阿部拓也です。この度、私の考えを発信していく連載コラムをスタートさせることとなりました。連載のタイトルは『月刊 三代目!!』。文字通り、私が三代目の代表であることに由来したネーミングです。
実のところ、祖父が創業し、父がその後を継いだこの会社を、自分も継ぎたいと思ったことは一度もなく、また継ぐ予定もまったくありませんでした。そんな中、紆余曲折を経て、前職のアパレル系の会社から三輝へと転職し、さらに代表というポジションに就いたのが2014年。気づけば10年ちかくの歳月が経とうとしています。
節目となる10年目に向けて、これまでどういった思いを胸に、またどんな志を掲げてこの三輝という会社を経営してきたか。そしてお取引のある企業やお客様、さらに弊社の一般向け商材である『詰め替えそのまま』を活用していただいている消費者の方々、そしてともに日々の仕事を進める従業員に対して、どうった思いを抱いているか。そういったことを、この連載を通して発信していきたいと思います。
さて、「お知らせ」でもお伝えしている通り、今年に入ってからも様々なメディアから取材の依頼をいただいております。その内容は、ありがたいことに大ヒット商品となった『詰め替えそのまま』にフォーカスするものが中心で、それに加えて、弊社の“一風かわった”福利厚生を取り上げていただくことも多くなってきました。連載の1回目となる今回は、なぜ私はこうして福利厚生にチカラを入れてきたかという話をしてみたいと思います。
約10年前、私が父から代替わりで社長となって分かったことがありました。それは事業の根幹となる製作現場では「モノさえきちんとできていれば、それでいい」という、いわば職人ならではの価値観が優先された結果、非常にまとまりに欠いた状態だったということです。その問題を解決し、チームとしての一体感を強めるべく私が注力したのが、福利厚生の充実でした。
まずは従業員が会社のことを好きになり、やりがいを持って前向きに自分の仕事に向き合う。そうすることで生産性が高まり、業績も伸びる。その連鎖こそが大切であり、順番を誤ってはいけないと強く感じました。その時に胸に刻んだ誓いを忘れないためにも「楽しくなければ会社じゃない。やりがいがなければ仕事じゃない。」という理念を打ち出し、たくさんの施策を展開しながら、現在に至っております。
詳しくは採用ページの「福利厚生」を参照していただければと思いますが、例えば従業員たちの健康増進に向けて、本社の一室をトレーニングルームに改造し、そこ使うたびに400円を支給しています。また2021年には屋上にゴルフ練習場をつくり、こちらも昼休みに練習をすると250円を支給するなど、積極的に身体を動かす習慣をつけてもらってきました。
その他にも『誕生日手当』や、家族・恋人ペットが従業員が大切にしている人と過ごす際のサポートをする『LOVE手当』、また昼食の仕出し弁当代の半額を会社が負担し、さらに月に1度は高級弁当を会社が全額負担することで無料で提供するなど、多くの制度をつくり、たくさんの従業員に活用してもらっています。その結果か、ここ数年は離職率ゼロが続き、有給取得率も100%が続いてきました。
経営においてもっとも大切にすべきなのは、従業員たちがやりがいを持って働けるかどうか。少しずつですが、その思いがカタチになってきたと認識しています。
今後は、従業員からの発案で新しい課外活動を申請してもらえれば、会社が一部、金銭的にサポートするという取り組みもスタートさせたいと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。連載初回は、福利厚生の充実についてのお話をしながら、私が経営においてもっとも大切にしている価値観のお話をさせていただきました。
さて、冒頭にも書いた通り、祖父が創業し、父がその後を継いだこの会社を、私が継ぎたいと思ったことはありませんでした。ではなぜ、そしてどういった経緯でこの会社で働くこととなり、また代表というポジションに就くことになったのか。次回、学生時代から現在に至るまでを振り返るカタチで、その疑問に迫っていこうと思います。
モテたいなら、やっぱ筋肉っしょ!