月刊 三代目!!

2024.12.28

[月刊 三代目!! 018]【最終回】次の取り組みは、意識改革への第一歩。(2024年12月)

みなさん、こんにちは。株式会社三輝の代表、阿部拓也です。

先々月のコラムにも書いた通り、私の思いを発信するこのコラムは、今回でいったん最終回。来月からはスタッフが持ち回りで担当する形式に挑んでみます。

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近年、会社の業績は右肩上がりで、昨期も過去最高の売上を記録することができました。これはひとえに現場のスタッフが頑張ってくれた結果。従業員に対する感謝の念は尽きません。ただその一方で、まだまだそれぞれの責任感や、意識面には課題が残っていると感じざるを得ない部分もあります。

先日、本社工場の生産現場に足を運ぶ機会がありました。するとあまりにずさんな状態を目の当たりにすることになります。机の上にお菓子の袋があったり、薬のゴミが置いてあったり。またお弁当についていたソースや醤油などの小さなケースや飲みかけのお茶なども散乱している始末。それを注意する人もいない現実にも愕然としました。また作業用の机の引き出しを開けると、その中もかなり雑然とした状態。従業員に「これはいるの? これは?」と聞いていくと、すべて「いらない」と答えます。

さらに我々の業界では、製造の工程の中で、どうしても不具合品がある程度出てきてしまうのですが、それも箱に入れたまま放ったらかし。再発防止のための検証にかけるわけでも、リサイクルに回そうとするわけでもなく、処理が面倒だから廃棄箱に入れているだけの状態です。それらは自分たちの商品であり、そこにもお金がかかっていることをわかっていないようです。そのコスト意識の低さに虚しさすら覚えました。部品をひとつ作るのに、どれだけのお金がかかり、またそれをつくることで、どれだけの利益が生まれるのか。それを考えて仕事をするだけで、考え方や行動は大きく変わるはずです。

それぞれが高い意識を持って仕事にあたってこそ、チームは成長します。

確かに金属加工事業においても、プライベートブランド事業においても、幸いなことに業績は伸び続けているので、個々人が必死になりにくい状況なのかもしれません。また自分たちの強みをアピールして営業をかけながら、新規顧客を獲得するようなビジネススタイルでもはないので、モチベーションを高く保つのが難しい状態であることはよく分かります。だからといって、毎日当たり前のように会社にきて、漫然と業務をこなし、当たり前のように帰るだけでは、個人も組織も成長することはありえません。

2025年からスタッフがコラムを担当するのには、そのようなチーム全体に蔓延する“ぬるま湯”のような状況を打破するという狙いもあります。自分の強みや、会社にどう貢献するのか、何を目指して仕事に当たるのか……。そういったことを言語化するためには、さまざまな観点から自分を見つめ直す必要があります。仕事というのは、よくも悪くも慣れていくもの。より能動的に、よりクリエイティブに、すべての従業員が積極的に発言しながら、会社をよい方向へと導いてもらうために、今一度、自分自身について深く考えるためのいい機会にしてもらいたいと感じています。

1年半、ご拝読いただき、ありがとうございました!

この取り組みがどういう効果をもたらすか、私自身もまだ分かっていません。しかし意識改革の第一歩としてやっていきますので、皆さんも温かく見守ってください。

私たち三輝は、まだまだここから飛躍していくつもりです。ぜひご期待ください。1年半ほどでしたが、私のコラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。

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