月刊 三代目!!

2024.05.31

[月刊 三代目!! 011]「従業員を信じ抜く」。社内のルールは自分自身に課す。(2024年5月)

みなさん、こんにちは。株式会社三輝の代表、阿部拓也です。2024年に入って従業員が数名増え、また社員の離職率に関しても、ここ数年「0」をキープしております。昨年の有給所得日数も平均「15.1日」となっており、これも良い結果となりました。幸いなことに、人材に恵まれ、売上も順調に伸びております。

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時に社外の方から「育成の方針は?」と聞かれることがあります。しかし「特にない」というのが正直なところ。強いていうなら「自由に羽ばたいてほしい」ということを従業員には伝えてきました。

チームで業務を進める中で、「自由である」ということは非常に難しいことであり、むしろルールでガチガチに縛られた方が精神的に楽であることはよく分かっています。したがって自由を与えられても、責任を持って自分の仕事に向き合える人かどうかを、採用時に面接で判断しなければなりません。

その面接の方法も、形式ばったものではなく、フランクに世間話をするだけ。例えば「休日は何をしているの?」「恋人はいるの?」といった取り留めのない会話や、私が言った冗談に対する反応を見ることで、その人が三輝で働くのに相応しいパーソナリティを持っているかを判断してきました。我ながらそこの“見る目”に狂いはないと自負していて、先述の通り、離職率もずっと低いままの状態を保つことができております。

また自由を与えられるということは、従業員の中で働き方の解釈に幅が出るということでもあるので、時に衝突が起こります。そういう場合に、きちんと話を聞き、組織としての道標として方向を導くのは、経営者がやるべき仕事だと思っています。

先日行った新入社員の歓迎会での1枚。

従業員と接する中で意識しているのは「即断・即決・即行動」ということ。組織運営の中で出てくる課題や、さまざまな議題に対して、経営者である私が「う〜ん……」と回答に困ったり、迷ったりしている姿を見せてしまうと、従業員は不安を感じてしまいます。すぐに決めて、すぐに行動する。それだけは徹底しているつもりです。

また上の立場になればなるほど、常に明るく、あえておどけてみたり、時にはふざけてみたりしながら、経営者でありながら少しナメられるくらいの立ち位置でいることも意識しています。それでも現在に至るまで、みんながついてきてくれて、数字も堅調です。

この連載でもたびたび「従業員のおかげで、この会社は成り立っている」と書いていましたが、今でもことあるたびに、それを実感しております。私ひとりでは何もできません。すべての従業員が頑張ってくれるからこそ、今がある。その思いが、ずっと私の根底に流れています。

ほどよくナメられた結果、こんな感じでいじられることも(笑)

ここで最初の「育成の方針は?」という質問に戻るとすれば、従業員に対して何かを課すのではなく、私自身に「従業員を徹底的に信じる」というルールを課すという答えになるかもしれません。

すべての従業員を信じ抜き、何か問題が起こるまでは自由にのびのびと働いてもらい、その上で不具合があれば、私が進べき方向を指し示す。一貫してそんなやり方をとってきた結果、退職するスタッフもなく、業績も伸び続けてきました。これからもその軸の部分をぶれさせることなく、すべての従業員と一緒に成長していきたいと思います。

ではまた。

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